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お知らせ

令和2年度の年金額が決定しました

 

年金額は実は毎年替わります。
年金額を物価や賃金にスライドさせているからです。
また、マクロ経済スライドと言って、年金財政安定のために年金額を少しずつ下げる措置も講じられているからです。

令和2年度においては前年の物価上昇率は0.5%で、賃金の変動率は0.3%でした。
物価の上昇率が賃金の上昇率を上回っているときは、すべての年金受給者の年金額について賃金の上昇率でスライドさせることになっています。ですからスライド率は0.3%です。

一方マクロ経済スライドによるスライド調整率は公的年金被保険者(保険料を払う人)の減少率と平均余命の伸び率に基づいて定められますが令和2年度は▲0.1%です。
この2つのスライド率を合わせると

1.003(賃金の変動率0.3%)×0.999(マクロ経済スライド調整率▲0.1%)
=1.001997≒1.002

となります。

この結果令和2年度の年金額は前年度の年金額に比し0.2%の上昇となりました。
物価の上昇率は0.5%なのに、年金額の上昇率は0.2%です。
このように、相対的に年金額を引き下げる措置は当分の間続けられます。

定額であらわされる障害年金関係の今年度の年金額は次のとおりです。(  )は前年度です。

障害基礎年金1級             977,125円(975,125円)

障害基礎年金 2級                  781,700円(780,100円)

3級障害厚生年金最低保障額           586,300円(585,100円)

障害手当金最低保障額(一時金) 1,172,600円(1,170,200円)
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